こんにちは、owlsです。
焚き火を始めたはいいがすぐに消えてしまう。
煙が多い。
すぐに薪が無くなる。
調理しにくい。
と言った悩みが出てきませんか?
薪の組み方によってはそれぞれの悩みを解消できるかもしれません。
ではその組み方についてみてみましょう。
薪の消費量の目安
個人差も出てきますが、針葉樹であれば一束で1時間くらい、広葉樹なら一束で倍の2時間くらいで無くなります。
焚き火をメインに楽しむのであれば、針葉樹であれば3~4束、広葉樹であれば2~3束あれば十分かと思います。
普通に楽しむなら、針葉樹と広葉樹をそれぞれ一束づつ用意すれば丁度良いでしょう。
売っている薪は種類にもよりますが、大体が500円前後だと思います。
薪についてはこちら→〈初心者用〉焚き火の使う薪は何でもいいの?薪の種類と選び方
薪の組み方
火は上に上がる性質で火の大きさは薪の高さと比例します。
高く組み上げれば火は高くなり、低く組み上げれば火も低くなります。
薪の組み方は細かく分けるとかなりの種類ですべてを把握できません、これを知っておけばよいと言う物を選びました。
薪の組み方は直火であれば大体の事が出来ますが、今は焚き火台が無いと焚き火が出来ないキャンプ場が多いので2つに分けて紹介します。
焚き火台向き
並列型
組み方は簡単で枕木となる薪を一つ下に置きその上に立てかけるように重ねて置く方法。
重ねる薪は平行でも扇状でも良く、重ねた場所が高温になり離れていくと低温になる。
位置によって火力調整が出来るので調理に適している。
井桁型(いげた)
組み方は文字通り井の形に組み上げていく。
キャンプファイヤー等で良く見られる組み方で明るく安定した焚き火が出来る。
高火力が出せるが燃え尽きるのも早い。
合掌型・開き傘(放射型)
インディアン型とも呼ばれ中心に火を集める感じで燃やすスタイル。
薪が燃えて短くなったら中央に寄せるように押し込む事で長い時間焚き火が出来る。
火力は高くないが鍋などを置きやすく長い時間燃えるので調理もしやすい。
合掌型・閉じ傘(ティピー型)
最もポピュラーで見た目も焚き火感が出るのがこの組み方では無いでしょうか。
組み方で火の高さが調整しやすいがある程度燃えると崩れます。
井桁型と同じく高い火力が出る分燃え尽きるのも早くて調理にも向いてません。
直火向き
ロングファイヤー型
安定していて万能型の組み方で焚き火台でも出来る組み方。
両端に枕木を平行に置いて真ん中で火を焚きつけ燃やしていきます。
熾火にしても安定して燃えて調理もしやすくなります。
ハンター型
ロングファイヤー型とほぼ同じです、違いは枕木をVの字に置きます。
Vの部分に熱が溜まりやすく枕木が五徳代わりになり調理もしやすい。
ハンターが狩猟の際に野宿で行っていたことからこの名が付いたそうです。
トップダウン型
普通の組み方とは逆に薪を置いていく形になります。
下に太めの薪を並べて置き、その上に太い薪方から細い薪になっていくように組み上げ一番上に焚きつけになる物を乗せます。
下に向かって火が移っていくので薪を足さずに済み長く燃えます。
焚き火後はしっかり片付けをしましょう
直火の焚き火は魅力がありますが片付けは焚き火台より面倒かも知れません。
灰は放置しても土にはなりません、そのままにせず灰を拾い地面をならして焚き火をする前とほぼ同じ状態にしましょう。
片付けが出来ないなら焚き火をすべきではありません、バーナー等で楽しむ事をお勧めします。
焚き火についてはこちら→〈初心者用〉焚き火で用意するものとやり方
ショップはこちら→【WAQアウトドアストア】
煙を少なくするコツ
煙がでる原因は大体が不完全燃焼を起こしているからです。
空気が上手く送れていなくて酸素が不足しているか水分を含んでいると煙が出ます。
薪の間隔を広げるように置いて空気が通りやすいように組むと燃焼を起こしやすくなり煙が少なくなります。
水分が多い場合は焚き火台の下や周りに薪を並べ焚き火をしながら乾燥させましょう。
まとめ
今は直火で焚き火が出来る場所は少ないですが、焚き火台でも十分に楽しむ事が出来ます。
薪の組み方を覚えある程度火をコントロールできるようになれば焚き火の楽しみがより一層増してきます。
調理したり眺めたりとしながら自分好みの薪の組み方を見つけてみてはいかがでしょうか?
コメント